平成30年北海道胆振東部地震と液状化について

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2018年9月6日午前3時7分に発生した、平成30年北海道胆振東部地震についての情報が各研究機関および学会から報告されています。9月中旬の時点では、震源となった断層と、既知の活断層との関連性については明確に結論付けられていません。

本震災では、一部地域での液状化による被害がメディアに大きく報道されましたが、被害エリアは地震の規模に対して比較的狭く、その土地の成り立ち、造成の履歴、施工方法などに由来する局所的な問題が大きく影響したと推定されます。

雪氷・地盤研究室では、土地の履歴調査や液状化の可能性判定、液状化対策工の立案などを実施することが可能です。宅地購入、新築購入予定のお客様からのお問い合わせをお待ちしております。

 

側圧の検討法

山留め(土止め・土留め)壁や擁壁の設計には、地盤調査に基づいた適切な側圧の算出が求められます。

雪氷・地盤研では、状況に応じて業界標準ソフトも併用しながら、以下の各指針、示方書に沿った側圧の算出が可能です。

・日本建築学会・山留め設計施工指針 H14/2
・日本建築学会・建築基礎構造設計指針
・日本道路協会・共同溝設計指針
・土木学会・トンネル標準示方書(開削編)
・首都高速道路・仮設構造物設計基準 H15/3
・日本鉄道建設公団・深い掘削土留工設計法 H5/9
・道路土工-仮設構造物工指針 H11/3
・鉄道総合技術研究所編・鉄道開削トンネル設計標準
・ランキン・レザール式
・クーロン式
・側圧強度直接入力
・土圧係数入力

ブロック塀点検について

先の6月18日に発生した大阪北部地震では、現行の基準を満たさないブロック塀による災害が発生しました。ブロック塀の安全性については以前から指摘されていましたが、あらためて一般財団法人日本建築防災協会より周知されたため、以下にご紹介します。

ブロック塀・石塀の安全対策に関する資料

雪氷・地盤研では、古い塀の安全性の調査・確認も承っております。

北海道における大地震の可能性

6月26日に、地震調査研究推進本部より「全国地震動予測地図2018年版」が公開されました。

主に道東地域を対象として、今後30年内に震度6弱以上の強い揺れが発生する確率が昨年度までの数値より高められています。

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画像引用:確率論的地震動予測地図/地震調査研究推進本部

ただし、この地震発生予測の確率には注意が必要です。

地震発生予測の確率は、数学的な確率・統計処理と、過去の大地震の観測記録、現時点で判明している断層等を基に計算されています。したがって、その計算途中に多くの仮定を含み、過去に大地震が記録されていない地域では必然的に確率が低く見積もられることになります。

発生予測の確率が低いからと言って、現実に大地震が発生しないという保証はありません。

地震発生予測の数字に惑わされることなく、常日頃より震災に対する十分な備えが必要です。